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『村上春樹』インタビュー〜ジャズを演奏するように小説を書く

   

少し前ですが、村上春樹「公開インタビュー」で報じられなかったトリビア集というニュースを読みました。

文章を書くことは音楽を演奏するような感じ

「僕 は朝早く起きて午前中に仕事をするが、だいたいクラシックを聴く。寝る前に翌朝聴くレコードを並べるんです。CDは音響がせせこましく感じるので、LPが 好き。20代は朝から晩までジャズを聴いた。ピアノは今も弾くので、モンクの曲の難解な和音探しをするのが趣味です。文章を書くことは音楽を演奏するような感じ。文章もそのリズムを使って書くんです。(指揮者の)小澤征爾さんと対談したとき、僕がそう言うと、『文章にリズムってあるんですか?』と驚かれました」

「文章を書くことは音楽を演奏するような感じ」に衝撃を受けました。文字情報の世界と音楽の世界が私の頭のなかでは完全に別個のものだったからです。

ということは村上春樹の小説は、一つの音楽として読めばいいのかなと思いました。

ドキュメント作成の参考になる?

ところで、システムエンジニアの成果物といえば「プログラム」と「ドキュメント」が主だと思います。文字を扱う仕事であることは小説家と共通していますね。

ただ、システムエンジニアの場合はどうしても意味を明確に伝えることに重きがおかれので、リズムは二の次ですが、より高いレベルの文書を書くための参考に はなると思います。

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