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フローとストックから考えるWebメディアが紙媒体の新聞に対して優位な理由

   

私が新聞を読まなくなった理由について、『フロー』と『ストック』で情報を管理するという観点から考察しました。

フローとストックとは

もともとは経済学の用語で、日々のお金の出入りがフローで、フローの中で溜まっていくお金がストックです。 これを情報に対応させて、日々流れていくフロー情報と、溜まっていくストック情報と分けることができます。 フロー情報は天気予報や株価情報、速報ニュースなどが代表的です。対してストック情報はフロー情報をまとめたり分析した情報、あるいは時間の経過と関係のない文学作品や学術論文がこれにあたります。 フロー情報の内、必要な情報がストック情報として蓄積されていきます。

デジタル情報の優位性

デジタル情報はフロー情報からストック情報にいたるまでの一連のプロセスにおいて、アナログ情報に対して優位性があります。

  • 情報を保管するスペースを必要としない
  • フロー情報をストックするのに手間がかからない
  • ストック情報からの検索が容易

情報を保管するスペースを必要としない

デジタル情報はハードディスクやクラウドストレージに記録されるために情報の保管に必要とされるスペースが極めて少ないです。 例えばiPadが1台に本棚1個分電子書籍が入ってしまいます。 一方アナログ情報はそうはいきません。新聞を1ヶ月も読まずに放置しておけば、簡単に部屋の一画を占領してしまいます。

フロー情報をストックするのに手間がかからない

例えばスマートニュースを読んでいて気になる情報があったとき、PocketやエバーノートにワンクリックでWebクリップ(保存)することができます。 対して新聞の場合、気に入った記事を保存するには切り取ってファイルに挟むなりノートに、張らなければいけません。

ストック情報からの検索が容易

デジタル情報は検索が容易です。キーワード検索で一瞬で欲しい情報を呼び出すことができます。 アナログ情報の場合はこうはいきません。検索性を高めるために索引を作ることも考えられますが、その作業自体に、かなりの時間を取られてしまいます。

結論

以上の考察から、紙媒体の新聞よりもデジタルのニュースの方が利便性が高いと判断しました。

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