いろんなジョブを経験することでパーティーでの戦闘がうまくなるのはFF14もビジネスでも同じ
FF14はMMORPGである。
複数のプレイヤーがインターネットを介してパーティーを組み、ダンジョンを攻略していく。
パーティーではそれぞれに役割が与えられていて、それぞれの役割を果たすことによって強敵に立ち向かい勝つことができる。
FF14ではタンク、アタッカー(DPSともいう)、ヒーラーの3つの役割がある。
タンクは盾役であり、敵の目を引きつけて他の役割のキャラに攻撃がいかないようにする役割である。基本的に防御力と体力が高い職業の人がこれに当たる。
アタッカーは攻撃役である。タンクが敵の目を引きつけている間に敵にダメージを与えてできるだけ早く倒す。
ヒーラーは回復役である。パーティーの中で体力が落ちてきた人の体力を回復する。
大まかにいって以上が各役割のキャラがやるべきことだ。
この与えられた役割を忠実に実行できるかどうかにダンジョン攻略できるかどうかがかかっているわけである。
例えば、初心者にありがちなのがタンクなのに攻撃に集中してしまい、他のメンバーに敵の攻撃が移ってしまうことがある。こうなるとアタッカーやヒーラーの防御力は低いのですぐにやられてしまう。
しかしそういう事情は初心者はわからない。自分としては気持ち良く攻撃しているのに何が悪いの?という感じである。
そういったパーティー全体での動きを考慮して動くには、他の役割を演じてみるのが手っ取りばやい。
自分がアタッカーをやってみると、いかに敵視を稼がないタンクが役立たずであるかがわかるのである。
このように、立場が変わると同じ人が全く違うものとして見えることはよくある。
そしてそれぞれの立場を理解して全体として最適になるように動くには、いろいろな立場を経験することが大事なのである。
ひるがえってこのことはビジネスの世界でも大いに役立つ認識と考え方ではなかろうか。
いろいろな部署や役割を経験するからこそ見えてくるものがあり、よりよい動きができるようになる。
だからいろいろな立場や経験を積極的にするべきなのである。