JavaEEに関係する用語をザックリ解説
Javaはほとんど触ったことがないのですが、現在「わかりやすいJavaEEウェブシステム入門」という本を読んでJavaEEというのを勉強中です。
なぜこんな勉強をしているかというと、情報システム全体の仕組みが理解できると思ったから。
JavaEEは企業向けシステム全体を標準化したというすごいシステムなのです。
すぐれたシステムのお手本に触れることが最高の学びとなるに違いないと考えています。
本記事ではJavaEEを学習するにあたって出てくる用語の解説を試みます。
正直出てくる用語の1つ1つが難しいと感じていて、正確でないところもあると思いますが、これも勉強の一貫ということで大きな心で見逃していただければ幸いです。
なお本記事は学習が進んで新しい用語が出てくるたびに更新する予定です。
JavaEE
「Java EE(Java Platform, Enterprise Edition)」は、プログラミング言語のJavaによって企業システムを開発するための標準仕様です。企業システムを実現するためにはさまざまな機能が必要になりますが、それらを1つ1つ仕様として標準化し、大きな仕様群としてまとめたものがJava EEなのです。
引用元:初めてのJava EE 6──第1回 Java EEとは、どのようなフレームワークか? – builder by ZDNet Japan
以上のようにJavaEEとは企業システムの標準仕様であり、システムを開発する仕組みのことでもあります。
標準化されることにより開発スピードが上がるなどのいろいろなメリットを享受することができます。
また私を含む学習する側からすると、優れた仕様をお手本にすることができるというメリットがあると思います。
Ruby on Railsとの比較
Webアプリケーションフレームワークとしては他に「Ruby on Rails」が有名なのでこれから学習する人がどちらを学ぶか迷うところですが以下のサイトが参考になりました。
Ruby on Railsは手っ取り早くWebサービスが作れるものの、安定性やメンテナンス性が悪そうです。
またブラックボックス的な要素が多く、仕組みを深く理解したい人には学習に不向きだのようです。
JSF
JavaEEの一部(サブシステム)でJavaServer Facesのこと。
JSFとはJava EEの一部で、Webアプリケーションのユーザインタフェースを開発するためのフレームワークです。
テキストフィールドやボタン等のWebページの部品(コンポーネント)の中に実行したいアクションを組み込むことが出来るのでJSFはコンポーネント駆動型のフレームワークといわれます。
XHTML
“Extensible HyperText Markup Language”の略でHTMLの拡張版です。
XHTMLはタグを独自に定義できるという特徴があります。
JSFではXHTMLを利用して独自にタグを定義しています。
この独自タグを使用したXHTMLページを特にJSFページといいます。
Facelets
「JSFが独自に定義したタグ」と「タグに1対1に対応するJavaクラス(Facelets Tag Library)」の総称。
タグだけを特に「Faceletsタグ」と呼ぶ。
開発環境
NetBeans
Oracleが提供しているJavaEEが開発できるIDE(統合開発環境)。
他にJavaEEが開発できるIDEとしてはEclipseがある。
GlassFish
NetBeansには標準で搭載されているアプリケーションサーバ。
ローカル環境で遠隔サーバ相当の動作をしてくれる。