【感想】”すべてはモテるためである”は自分を見つめなおすための本である
2018/05/21
二村ヒトシさん著「すべてはモテるためである」という本の感想です。
モテるためのマニュアル本というジャンルの本なのですが、ただのモテテクニックというよりも、徹底的にモテようとしている自分が何者かを問い直す面白くて深い本でした。
すべてはモテるためであるは恋愛マニュアル本か?
「すべモテ」こと「すべてはモテるためである」は恋愛マニュアル本が他の本とは一線を画しています。
従来のとにかく書を捨てて町に出てナンパせよという乱暴なマニュアル本ではありません。
マインドと精神論からモテを語る恋愛マニュアル本です。
すべモテは「あなたがモテないのはあなたがキモチワルイからである」という衝撃的な一文からはじまり、女性に気持ち悪るがられる理由は己の内面に問題があること、そしてその気持ち悪い内面に向き合って克服する具体的な方法が説明されています。
しつこいオタク叩き
途中、しつこいと言えるほどのオタク叩きが展開されます。自分はオタクだからモテないのだと思う人はすべモテを読むとモテへのヒントが得られるでしょう。
夜のお店で経験値を上げる
自分の気持ち悪さを克服する方法として、夜のお店に行って女の子とお話ししようというメソッドが勧められています。
なんだそりゃと思うひとがいるかもしれませんが、私は効果的だと思います。
夜のお店の女の子も基本的に普通の女の子と同じです。違うのはちょっとお金が欲しということなので。
さらに恋とは何か?愛とは何か?という哲学的問いかけにまで発展する
普通に良質な恋愛マニュアル本としても読める本書ですが、私が本当に注目しているのはそもそも「恋とは何か?」「愛とは何か?」という哲学的問いへの回答になっているからです。
特にその面が濃厚に出ているのが文庫化にあたって追加された第5章。
著者の二村ヒトシさんは本書を書いてからモテるようになりましたが、その後苦しくなってしまったそうです。
そして気がついたのが「自分は恋されたい(モテたい)のではなく、本当は愛されたいのだ」ということ。
果たして恋と愛との違いはどこにあるのか?については本書および姉妹書の「なぜあなたは「愛してくれない人」を好きになるのか」を読むとわかるでしょう。
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