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アドベンチャーゲームくらいなら一人で作れる時代

   

アドベンチャーゲームくらいなら1人作れる時代になっている、というお話しです。

一週間でアドベンチャーゲームを製作できた

とある同人アドベンチャーゲームを作り、リリースまでこぎつけました。

製作期間は一週間。シナリオの作成からプログラミング、動画と画像の作成まで全部1人で行いました。

実際にやってみてわかったのが、いまのゲーム製作環境というのは「簡単なアドベンチャーゲームなら1人で作れる」ほど発達しているということです。

私は30代でファミコン世代ですが、当時流行っていたアドベンチャーと同等かそれ以上のクオリティのアドベンチャーゲームが個人で作れてしまう、ということです。

なぜ1人でゲームを作れたのか?

なぜそんな夢のようなことが可能かというとアドベンチャーゲーム制作に必要な便利なツールと質の高い素材が充実しているからです。

アドベンチャーゲーム開発環境

私は今回のアドベンチャーゲームを作るにあたり「ティラノスクリプト」という無料のゲームエンジンおよびプログラミング言語を利用しました。

ティラノスクリプト

ティラノスクリプトは非常に優秀で、アドベンチャーゲームに必要な機能をすべて網羅しています。さらに現在進行形でアップデートが続いていてスマホ環境での実行や動画の再生などにも対応しているのです。

またティラノビルダーという開発環境が用意されていて、ティラノビルダを利用すれば直接プログラミングをすることなくアドベンチャーゲームを完成させることもできます。

こんな高機能なアドベンチャーゲーム開発環境が無料で手には入るとは驚きです。

質の高い素材

私はアドベンチャーゲームを開発するにあたり、絵心がまったくないにも関わらず自分で絵を描こうと真面目に考えていました。

しかし絵の世界は一朝一夕にならず(当たり前)なので、あのまま突き進んでいたらゲームの完成まで軽く数年間がかかっていたでしょう…。

カベに行き当たってネットを見渡してみると、ゲームを作るための「素材」がたくさん存在していることに気がつきました。それらを使うことにしたら飛躍的に作業が高速化したのです。

結果的に自分で描くより早いしクオリティの高い絵をつけることができました。

ゲームを売るのも簡単

最後にでき上がった作品を発表して売る場所も個人で簡単に利用することが可能です。

私は同人作品販売サイト再大手のDLSiteで売り出してみました。

この手続きも非常に簡単です。

  1. サークル登録
  2. 作品アップロード
  3. 作品審査
  4. 作品販売開始

上記の手続きが2日間で完了しました。もちろんネット上で完結した手続きです。

ちなみに数本売れています。

まとめ:誰でもアドベンチャーゲームを作れる時代

以上「アドベンチャーゲームが1人で全部作れる」ということをお伝えしました。

今回紹介した方法で作ったアドベンチャーゲームは、ゲームメーカーがコンシューマー向けに作ったゲームと比較すれば細かい部分で見劣りする面も当然あります。

しかし大事なのは「これまで大人数でしかできなかったゲーム作りが1人で最初から最後までできる」ということです。

もうゲーム作りはゲームメーカーだけのものではなく、個人レベルで気軽に行うことができるということが画期的だと思うのです。

例えばゲーム作りに興味があるけれど今は別の仕事をしているサラリーマンが本業のかたわらアドベンチャーゲームの制作を趣味や副業で行ってみるということが簡単にできる時代なのです。

 - アドベンチャーゲーム, ゲーム