38歳の私が世界史の勉強をやり直したいと思った理由
私が世界史を勉強やり直したいと思った理由を書きます。
仕事の勉強ばかりじゃつまらない
現在私は38歳男性。ソフトウェアエンジニアとして東京でサラリーマン生活にいそしんでいます。
学生時代はバリバリの理系だったので、文系科目はほとんど勉強していませんでした。世界史の授業中はあまりのチンプンカンプンさに睡くなるばかりで、すごく無駄な時間を過ごしているように感じていたのです。
そんな私がふと世界史を勉強してみたいという意欲にかられたのは、ちょっとした心境の変化があったから。
この気持ちをうまく言葉にできないのですが、、強いて言えば「仕事に直結した勉強ばかりだとつまらなく感じたから」です。
会社10年も勤めて同じ仕事(開発職)を続けているとさすがに仕事は一通りできるようになってきます。
最初は大変でしたけどね。何をやってもうまくできないし、頑張っても成長している実感は分からないし、とにかくもがき続ける日々でした。週末もプログラムやソフトウェアの勉強ばかりしていましたね。
でもここ数年はある程度余裕を持って仕事ができるようになり、残業しがちだったのが定時で帰れるようになりました。いつの間にか私のスキルはアップしていたようです。
心と時間に余裕ができると、これまでのような仕事に直結した勉強ではなく、もっと大きな視点が持てるようなことを勉強したいという意欲が出てきたのです。
そこで世界史というわけです。
世界史の勉強をやり直すメリット
私は世界史の勉強をやり直すことにはこんなメリットがあると考えています。
大局を見据えた判断ができるようになる
「歴史は繰り返す」という言葉があります。世界中の歴史を見ると関わっている人間が交代しているにも関わらず同じパターンで失敗しているということでしょう。
私はFXをやっているのでよくわかるのですが、FXで勝つ方法論にテクニカル分析というのがあるんです。テクニカル分析は「相場は同じパターンを繰り返す」という思想がその根本なんですね。だから特定のパターンが現れたら次に起きることが予想できるというワケです。
同じことが世界史にも言えると思うのです。過去に起きたパターンは現代にも高い確率で起こりうると考えられます。
今世の中で起こっていることを観察して、次に起こりうることが予想できるようになればビジネスで有利ですよね。
ニュースの背景が分かり深読みできるようになる
これは池上彰さんが言っていたと思うのですが、世界史の知識があると今世界で起きているニュースの背景が分かるようになります。
ニュースというのは大きな歴史の流れの中の今現在の一点ですので、その一点だけをいくら凝視しても「なぜその事件が起きたのか?」が分からないのです。
歴史の流れの中でニュースを捉えれば、そのニュースをどう解釈するか、原因は何かが見えてくるでしょう。
目の前の問題が小さなことに思えて精神が安定する
実際、世界史の本を読んでみると分かるのですが、世界史の中の話は何百年何千年というオーダーで語られるので目先の悩みが小さなことに思えてきます。
例えば明日のプレゼンうまくいくかなーと悩んでいたとしても、大きな歴史の中では無いに等しい出来事なのだと思うと気が楽になります。
世界史を勉強をやり直す方法
最後に具体的にどのように世界史の勉強をやり直すのかという方法を紹介します。
私の場合、まず「もういちど読む山川世界史」という本を読むことにしました。この本はは高校生向けの教科書を世界史の勉強をやり直したい人向けに書き直した本なので、まさに世界史をやり直したい人にピッタリの書籍です。
ただし正直なところ万人にオススメはできないと思いました。
理由は高校の教科書らしく無味乾燥で抑揚のない文体と内容なので、小説のようには読めないからです。つまらないと感じる人が多いでしょう。
また文章主体で図表がとても少ないので、長い文章だけから情報を読み取る努力が必要です。それなりに疲れるかと思います。
以上のようなデメリットはありますが、私の場合は今のところ興味を持って読み進めることができています。多分高校生の時と違って各段に世の中のことを知っているので、無味乾燥な文章から具体的なイメージ 作り出すことができているのだと思います。なので、大半の社会人の人にとっては有意義だと思います。
まとめ:世界史をやり直してみよう
以上「38歳の私が世界史の勉強をやり直したいと思った理由」をお届けしました。まとめると、
- 仕事の勉強ばかりではつまらなく感じたのでもっと大きな視点を得られる世界史の勉強をはじめた
- 世界史を勉強するメリットは3つ(本文参照)
- 高校時代の教科書の再編集版で勉強してみたらいいのでは
ということでした。
スグには役に立たない知識を勉強するっていうのはちょっと豊かになった気分がしていいものですよ。休日やスキマ時間を利用して少しずつ本を読み進めてはいかがでしょうか。
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