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下の親知らずを抜歯した体験談

      2016/09/05

私は最近、下の歯の親知らずを抜歯しました。本記事ではその体験談を紹介します。

下の親知らずを抜歯した体験談

下の親知らずを抜くまでの経緯

思い返してみると、親知らずには結構悩まされてきた人生でした。

親知らずは上下左右の奥歯のさらに後ろに一本ずつ、計4本あるわけですが、私は上の二本が抜歯済みです。

この上の二本は痛くなってから抜歯したのでとても苦しめられたら覚えがあります。左上が10年前、右上が5年前に痛くなりました。痛くなった原因は成長して歯茎から頭を出した親知らずの隙間から歯茎にばい菌が入ったからでした。これが痛いのなんの。歯が痛い!ということしか考えられない日が何日も続くのです。

上の親知らずには過去に苦しめられたので、下の親知らずは痛くなる前に抜いてしまおう、ということで今回は左下の親知らずを抜歯することにしました。

まあ直接的な理由は上の奥歯の詰め物が外れた原因が、下の親知らずが成長してきて下の奥歯を押しているからかもしれないということだったんですがね。どちらにしろ早く抜くに越したことはないです。

上の親知らずの抜歯は簡単にできたんです。ちょっと歯茎を切ってペンチみたいなのでつまんでグリッとやったら根元から抜けてくれました。

ですが下の親知らずは歯茎の奥深くに埋まっていて、しかもアゴに通っている神経の近くにあるということで、大きな病院の口腔外科で手術して抜くことになりました。具体的には多摩総合医療センターです。

ちなみに多摩総合医療センターはとてもキレイで施設が充実した病院です。腕もいいと思うのでオススメですよ。

下の親知らず抜歯のスケジュール

下の親知らず抜歯のために計5回、多摩総合医療センターに通って以下のようなスケジュールをこなしました。

  1. 歯医者と面談
  2. CT撮影&歯医者と面談
  3. 麻酔医と面談
  4. 抜歯手術当日
  5. 抜糸

二週間に一度の通院だったので期間としては約二ヶ月かかっています。

一つ一つのタスクを振り返って感想を述べてみます。

通院1回目 歯医者と面談

かかりつけ歯医者の紹介状を持参して多摩総合医療センターへ。大きな病院は紹介状なしの飛び込みでは診療してもらえません。ちなみに今回のように続きもの通院では紹介状は最初の一通だけでOKです。そうでない場合、例えば親知らずを一本抜いてしばらくしてからもう一本抜く場合は新たに紹介状が必要になります。

一回目の通院では担当医と初顔合わせ面談です。こちらからは親知らずの状況を伝え、担当医からは手術にあたっての注意事項や免責事項の説明を受けました。私のように親知らずと神経が近くにある場合、稀に(2%くらいの確立)でしびれが残ることがあるそうです。

この日は書類にサインをして終了しました。

通院2回目 CT撮影&歯医者と面談

私の親知らずはアゴの神経の近くにあるため、念のためCTを撮影して安全性を確かめました。

その後担当医と面談し、撮影したCTの画像の説明を受けました。

通院3回目 麻酔医と面談

私の場合、手術時に麻酔を受けることになったので、通院3回目では麻酔医と面談して麻酔の説明を受けました。

「静脈麻酔」という全身麻酔よりは弱い麻酔を使うとのこと。しかしそんな強い麻酔は受けたことのない筆者はドキドキです。

通院4回目 抜歯手術当日

ついに親知らずの抜歯手術当日です。

いつもは自家用車で通院しているのですが、この日は麻酔を受けるということで公共交通機関を利用せよとのこと。バスで病院に向かいました。

手術用の椅子は普通の歯医者さんによくある椅子でしたが、腕にタグを巻き付けられたり、椅子にバンドで縛り付けられたりしていつもと様子が違います。正直スゲー恐い…。

そしてついに静脈麻酔が点滴で注入されます。

点滴がらはじまってすぐに頭がボーッとしてきました。そして気がついたら一時間が経過していました。つまりなにも覚えていない!。寝てしまっていたようです。恐るべし麻酔の力。全然痛くも痒くもありませんでした。

抜けた(砕けた)歯がこちら↓

抜歯した親知らず

手術後、まだ麻酔が効いているので、麻酔が抜けるまで30分くらい手術室で座っていました。

落ち着いたところでバスで帰宅。

薬は痛み止めと抗生物質をもらいました。食事の制限は特にありませんでしたが、手術の緊張と徐々に痛くなる歯茎のせいで食欲はなく、痛み止めを飲んですぐに寝てしまいました。

かかりつけ歯医者で洗浄

親知らず抜歯の翌日、洗浄のためにかかりつけ歯医者を訪れました。

オゾンをシュッとかけただけ。すぐ終わった。

通院5回目 抜糸

抜歯から一週間後、糸を外すために通院しました。10分ほどで抜けたので、会社は休まずフレックス出社で対応しました。

親知らず抜歯手術後の痛みの経過

【当日の痛み】
手術中は麻酔が効いていたのでなんともなかったけれど、手術後はとても痛かった。虫歯の痛みというよりも単純に切りつけられたらような痛み。痛み止めを飲みまくった。

【翌日の痛み】
翌日起きたらほっぺたが腫れていた。腫れたといっても自分では分かるけれど他人が見たらほとんど気がつかないレベルの腫れ方。

痛みは続くので痛み止めを飲み続けた。かさぶたはできたように思う。

【2日目】
痛みは継続。引き続き痛み止めを飲んだ。薬局でもらった痛み止めが切れそうだったのでドラッグストアでロキソニンSを購入した。

【3日目】
痛み継続。患部から膿のような苦い味の体液が出てきた。

【4日目】
やっと少し痛みが和らいできた。6時間しか効果が持続しなかった痛み止めの効果が8時間に増えた。

下の親知らずの抜糸にかかった費用

私の親知らず抜歯にかかった費用を紹介します。

親知らずの抜歯には医療保険が適用されます。項目ごとに大体以下くらいのお金がかかりました。

  • 面談×3: 5000円
  • CT撮影: 3000円
  • 手術: 6190円
  • 薬(痛み止めと抗生物質): 390円
  • 洗浄: 180円

総額で大体15,000円くらいですね。まあ高いというほどのお値段ではないと思います。

まとめ:術後は痛いけど早めに親知らずを抜いたらいいんじゃないかな

以上、下の親知らずを抜歯した体験談をお届けしました。まとめると、

  • 私は親知らずの痛みに苦しめられてきた。だから痛くなる前に抜くことにした。
  • 約2か月間6回、大きな病院に通院して親知らずの抜歯を行った。
  • 親知らず抜歯後しばらくはかなり痛かったが痛み止めで乗り切った。
  • 親知らず抜歯にかかった費用は全部で大体15,000円ほど。

ということでした。

私は痛いのが嫌いなので抜歯における痛みがどのくらいかが気にかかっていたのですが、手術中は何も覚えていないのはよかったですね。あとは術後しばらくの痛みは痛み止めでなんとか乗り越えることができますね。

親知らずはあってもいいことは何もないので、早めに抜いておくのがよいと思いますよ。

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