【パソコンの熱暴走対策】CPUクーラーのファンを掃除する方法
2016/10/11
私のデスクトップパソコンが熱暴走を起こして勝手にシャットダウンするようになってしまいました。熱暴走対策としてCPUファンの手入れをしてみたのでその方法を紹介します。
※私の場合は残念ながら症状の改善が見られず結局修理に出しました。その顛末も最後に書いています。
ある日突然、パソコンが強制シャットダウンした
2016年8月某日、土曜日の昼下がり、ゆったりとした気持ちでブログを書こうと愛用のパソコンの電源を入れた。
カタカタカタ…何事もなく30分ほど作業を進めていた矢先、それは突如としてやってきた。バチン!と音を立ててパソコンが強制シャットダウンしてしまったのだ。
兆候はあった。ウィーンと音を立ててファンが急にうるさくなった。そしてYouTubeの音が途切れ途切れになった。マウスポインタの点滅しはじめた…。
強制シャットダウンのあと、何度も電源を入れ直したがパソコンは立ち上がることはなかった。
絶望的な気分でネットを漁り、しばらく放っておけばOKとの情報に従ってみたら何事何事もなかったかのように立ち上がった。
しかし15分ほどすると、またしても強制シャットダウンしてしまった。
以上が私の実体験である。
パソコンが落ちた原因はCPUの熱暴走だった
パソコンが勝手にシャットダウンしてしまった原因は「熱暴走」でした。
熱暴走とはCPUの温度が上がりすぎて正常に動作できなくなる現象のこと。熱暴走がなぜ起きるのかというと、最もよくあるケースが「CPUクーラーがホコリで詰まって冷却機能が著しく低下する」です。私の場合もこのパターンでした。
※補足:実は厳密な意味でのCPUの熱暴走ではありません。今日のPCではCPU温度が上がるとマザーボードが自動的にPCをシャットダウンしています。この現象を本記事では熱暴走と呼んでいます。
CPUの温度を計測してみる
何が起きているのかを確認するために、パソコン動作中のCPUの温度を計測してみました。
CPU温度の計測には以下のツールを利用しました。
起動後15分でCPU温度が105℃を突破!完全に熱暴走です。※正常なPCのCPU温度は40℃程度です。
パソコンのCPUクーラーのファンを掃除する方法
熱暴走への対処方法はCPUクーラー(ファン)の掃除です。ここからはその方法を紹介します。
パソコンケースのフタを開ける
CPUクーラー(ファン)はパソコン内部に設置されています。なのでまずはパソコンケースのフタを開けましょう。
私のパソコンの場合は以下写真の場合にCPUクーラーが付いています。
CPUクーラーのファンを取り外す
次にCPUクーラーのファンの部分を取り外します。
CPUクーラーのファンは四隅がネジで止まっているので、プラスドライバーを使います。
ファンを取り外すと…大量のホコリにまみれたフィルターが出てきました。これでは空気が通らないでしょうね!
CPUクーラーのフィルタとファンのホコリを取る
フィルターにこびりついたホコリを掃除機で吸い取ります。
ファンのハネ部分にもホコリがたまっているので、パソコン用のウェットティッシュなどで掃除するとよいでしょう。
ファンを取り付ける、パソコンのフタを閉じる
最後はファンを元通りに取り付け、フタをつければ完了です。
ある程度改善したがやっぱり熱暴走してしまった
以上、パソコン熱暴走対策としてCPUファンを掃除する方法を紹介しました。ほとんどの人はこれで熱暴走が回避できると思います。
ですが自分の場合は多少マシにはなりましたが、完全には直りませんでした。
万策尽きたということで、パソコンを購入したマウスコンピュータに修理に出しました。修理に出した時の体験談を以下の記事にまとめたので興味があれば読んでみてください↙。
余談ですがマウスコンピュータの修理サポートはなかなか親切でよかったと思いますよ。安いし国産で安心できるのでBTOパソコンを買うならオススメのメーカーです↙
私のパソコンの熱暴走の本当の原因は水冷クーラーの故障でした。水冷クーラーって空冷クーラーに比べてもしかして壊れやすいんですかね?そのあたり気になります。
なにはともあれパソコンの修理(水冷クーラー交換)は一週間ほどで終わり、今はそのパソコンでこの記事を執筆しているところです。
いつも動くのが当たり前だと思っていたパソコンでしたが、ある日突然故障してしまうと分かると、こうやって快適にブログを書けることの有難さが感じられたのでした。