タイトルタグにブログ名(サイト名)をあえて入れないSEO対策
2016/10/11
SEOには記事タイトルにキーワードを入れることが大事ということで、記事タイトルをどうつけるかに頭をひねっている人が多いと思います。
でもそのとっても大事なタイトルタグにくっついているブログ名(またはサイト名)を意識している人は意外と少ないのではないでしょうか。
インターネットに公開されているブログのソースを確認すると、実はほとんどのブログのタイトルタグにはブログ名が付記されています。
今回はそんなタイトルタグに含まれるブログ名のSEO効果について考えます。
※例によって本記事はSEOに関する仮説です。
SEOでもっとも重要なタイトルタグ
SEOといえば、まず最初に改善すべき項目にあがるのがタイトルタグ。
その理由は、タイトルタグはWebページに何が書いてあるのかを検索エンジンが判断するのにもっとも重視する箇所だからです。
ブロガーはタイトルタグに適切なキーワードを入れることで、記事に何が書いてあるのかを検索エンジンに伝えることができるのです。
ところでタイトルタグにキーワードを入れることは大事ですが、記事内容と無関係なキーワードを入れることは逆効果であることを以前論じました↙。
ある程度検索エンジンのしくみがわかっているブロガーなら、むやみやたらとキーワードを突っ込みまくる行為はペナルティにつながることがわかっているので、故意に記事内容と無関係なキーワードをタイトルに入れることはないでしょう。
しかし冒頭に述べたように、ブロガー自身に自覚のないまま記事のタイトルタグにブログ名という不要なキーワードが混入されている可能性があるのです。
タイトルタグにブログ名が入ると起きる問題
例えば当ブログの場合、後述するWordPressの改造をする以前はタイトルタグが「記事タイトル|ブログ名」という構成になっていました。これはSTINGER5のデフォルト設定です。
具体例として本記事でいうと「タイトルタグにブログ名(サイト名)をあえて入れないSEO対策|かたつむり情報局」というタイトルタグになっていたということです。
この「かたつむり」というワードがヤバいと思うわけです。
ガチのSEO記事であるにも関わらず、SEOには全く関係のない「かたつむり」なんてワードが入っていたから、検索エンジンはきっと混乱していたでしょう。
本記事に限らず、私のブログではあのデンデン虫であるところの「かたつむり」に関する記事は一切書いていません。
にもかかわらず「かたつむり」というキーワードがすべての記事にくっついていたので、検索エンジンからは、かたつむりに詳しいブログに見えていたと思います。
実際、ウェブマスターツールで見ると「かたつむり」というキーワードで訪れている人がチラホラありました。
ブログ名に狙っているキーワードが含まれている場合は効果がある
タイトルタグにブログ名が入ることがプラスになる場合もあります、というかこのパターンの方が一般的だと思います。
それは「ブログ名にブログのテーマを表すキーワードが含まれている場合」。
例えばSEOをテーマにした有名なブログ「パシのSEOブログ」の場合、SEOというキーワードがブログ名に含まれているので、すべての記事にSEOというキーワードが入っています。
当然パシのSEOブログのすべての記事はSEOに関する記事なので、記事内容とキーワードがミスマッチすることはありません。
むしろサイトのテーマが明確になってSEOというワードでブログ全体が強くなるでしょう。
テーマのハッキリした専門ブログの方がごった煮ブログより上位表示される傾向が強いのはここに秘密があるのかも知れませんね。
不要なキーワードが具体的なほどSEOに悪影響
ここまでのお話しでお分かりのとおり、ブログ名にサイトテーマと無関係なキーワードが含まれている場合、タイトルタグにブログ名を含める設定はSEOに悪影響を与えると考えます。
特に当ブログの「かたつむり」のようにキーワードとして需要がありそうなワードの方がより危険な気がします。
逆に「ブログ」とか「日記」とか造語に関しては悪影響は少ない気がします。
SEO効果はあったか?
当ブログでタイトルタグからブログ名を排除する改造をしてから一週間、SEO効果はあったのか?
ありました!と自信をもって言いたいところですが、当ブログはまだ記事数が少なくPVも少ないので劇的な効果を報告することはできません(泣)。
ですが、検索順位を見ると少しアップしたのを確認したので効果はあったようです。
ちょっとデータとして心もとないので、どなたかもっと大規模なブログで実験してもらえるとありがたいです。
タイトルタグからブログ名(またはサイト名)を削除する方法
最後にWordPressにおいてタイトルタグからブログ名を削除する方法を書きます。
STINGERをお使いの方は以下の記事に作者のENJIさん自ら解説してくれています。本記事の考察のきっかけになった記事でもあります。
その他のWordPressテンプレートをお使いの方でもコード上のタイトルタグを生成している箇所で条件分岐を行えば簡単に実現することができます。
簡単ですが例えば以下のようなコードです。
<?php if ( is_home() ) : ?> <title><?php bloginfo( 'name' ); ?></title> //ホームページの場合はタイトルタグにブログ名を設定 <?php else: ?> <title><?php wp_title(); ?></title> //ホームページ以外の場合はタイトルタグに記事タイトルのみを設定 <?php endif; ?>