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検索エンジンの本質をふまえたブログ記事のタイトルの付け方

      2015/11/08

ブログのタイトルをどのように付けるのが検索エンジン的に(SEO的に)良いか、ということはある程度経験を積んだブロガーなら誰しも悩むところだと思います。

特にブログを書きはじめて間もない初心者の場合、ネット上にはいろんなSEO的情報があふれているためにかなり右往左往することになると思います。というか私がそうでした。

私自身は正直なところいまだに検索エンジンから好かれているとは全く言えない状況なのですが、1年間ブログを運営して360記事を書きながらいろいろと試行錯誤を行い、その過程で何度かタイトルに関する考え方の変遷(失敗の歴史ともいう)がありました。

私のタイトルに関する考え方の変遷は「そもそも検索エンジンとはなんなのか」という本質的な問題を無視し続けていた状態から、それを意識してタイトルと本文を考えるようになった歴史です。

本記事ではブログ開設から今まで私がタイトルについてどう考えていたのかということと、現時点で私がよいと考えるタイトルのつけ方をできるだけ具体的に書いてみたいと思います。

私が過去にやっていたタイトルの付け方

キーワードなど意識せずにとにかく書きまくる

ブログをはじめてから3カ月で100記事くらい書き上げるまでは、特別キーワードなどというものを意識してタイトルを付けてはいませんでした。

それでもジワジワとアクセスが集まるようになっていたのであれはあれでよかったのでしょう。

下手に意識して小難しいことを考えずに書くというのも1つの戦略としてアリだと思います。

とにかくキーワードを詰め込む

とはいってもどうしてもテクニカルなことを考えてしまう私の性格上検索エンジンという面白い機械について考えないわけにはいかず、SEOの本を読んだりしました。

このへんから迷走がはじまったように思います。

この頃の私のタイトル戦略は「とにかく需要のあるキーワードをたくさん詰め込む」というもので、要するに数打ちゃ当たるという短絡的な思考によるものでした。

この戦略を取り始めた当初はそれなりに成果が上がっていましたが、しばらくして検索エンジンからのアクセスが激減してしまいます(いわゆる自動ペナルティ)。

キーワードを絞る

なんとかペナルティを解除しようと次に考えた戦略は「キーワードを絞り込む」ということで、狙っているキーワード以外のキーワードは極力タイトルに含めないというやり方。

しかし結果はかんばしくありませんでした。

新たな視点「そのキーワードでやってきた読者が満足するか」

これまではこんな感じでタイトルとキーワードについて考えていましたが、最近自分の中で大きな変化がありました。大げさにいうとパラダイムシフト。

それはキーワードを入れる入れないが重要なのではなく、そのキーワードでやってきた読者がその本文で満足するかどうかが重要だという考え方です。

この考え方は私のオリジナルではなく、有難い先人の知恵です。そのあたりの細かい理屈は前回記事に書いてあるので参照してください。

細かいことは上記記事にゆずるとして、なぜ実績がなくてもこの考え方が正しいと判断しているのかというと、要するに「迷惑行為ではないから」です。

これまで私がやってきたことは「知りたい情報を知りたい人に届ける」という検索エンジンの目的を阻害してしまう行為であり、ひいてはユーザに迷惑のかかる行為であったなと反省しているからです。

検索エンジンに好かれる最適なタイトルの付け方

ここからはこれまでの議論をふまえた上で検索エンジンに好かれる最適なタイトルを付ける方法を考えてみたいと思います。

実は理屈はわかっていても、実際にやってみるとこれがなかなか難しいのです。

タイトルを決める具体的な手順はバズ部さんの以下の記事が1つの解です。

ですが私はこれだけだといまひとつ決めきれなかった場合が多かったので、別のアプローチを提案したいと思います。

コンセプトは「ユーザの検索体験全体の流れの中でタイトルと本文を決める」です。

ユーザの検索体験全体の流れ

まず、ユーザが検索エンジンを利用して知りたいことを知るまでの流れをまとめます。

  1. ユーザの頭の中で知りたいことがひらめく(これが検索意図)
  2. ユーザが検索意図を満足するキーワードを予想する
  3. 当該キーワードで検索をかける
  4. 当該キーワードにヒットした記事を読んで知りたいことを知ることができる(満足する)

以上は成功例ですが、この一連の流れがビシッと成功するコンテンツ(タイトル+本文)を作ろうよ、ということです。

この一連の流れが失敗するパターンは2つで、1つはユーザがキーワードの選定を誤るということ。もう1つはキーワードでヒットしたコンテンツがユーザの検索意図を満足しない、というパターンです。

前者のパターンはユーザの問題でコンテンツ制作者にはどうしようもないことなので、我々が考えなければならないのは後者が起こらないようにすることです。

その為に最低限やらなければならないことは「タイトルと本文の内容を一致させること」であることは前回の記事で述べました。

ここではさらに一歩進んで「ユーザの検索意図を想像してみる」ということをやったらいいと思うのです。別の言い方をすれば「検索エンジンの向こうにいる読者に思いをはせる」ともいえます。

そして検索意図を満足するようにタイトルと本文を書くことでコンテンツの精度がさらに上がると考えています。

もしも検索体験の流れにうまく当てはまらなければ、残念ながらその記事はnoindexにした方がいいかも知れません。

あとがき

いろいろとややこしいことを書いてきましたが、初心者の方は最初から難しく考えすぎると記事が書けなくなってしまうかも知れないので、途中に書いたようにキーワードについては一切忘れてたくさん記事を書いてみるというのもよいと思います。

経験を積んだ上でもう一度本記事を読み返してもらえば新たに気づくことがあると思います。

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