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投資心理学本「ゾーン(マーク・ダグラス著)」を読んだ感想

      2016/12/19

有名な投資心理学本「ゾーン」を読んだ感想を書きます。

ゾーンの表紙

「ゾーン」は投資におけるメンタルの重要性を説いた本

「ゾーン」はアメリカの投資アドバイザー「マーク・ダグラス」さんの書いた本。パンローリングで和訳されて2002年に出版された本です。

大変有名な本で現在でもオススメの投資本としてよく挙げられます。Amazonで100以上のレビューがついている(驚)ことからもその影響力の大きさが伺えますね。

「ゾーン」が何について書かれている本かというとズバリ「投資におけるメンタルの重要性」です。

投資で儲けようとしたとき、ほとんどの人がまず考えるのが投資手法(どんなタイミングで仕掛けてどんな時に手仕舞うか)ですが、実は投資手法よりも重要なのが「投資心理学」とのこと。割合でいうと投資心理学8割、投資手法2割です。

つまりショボイ投資手法しか知らなくても投資メンタルがしっかりしていれば安定的に儲けられるというわけ。ありもしない裏ワザを血眼になって探している勝てないトレーダーには目から鱗なのです。

ゾーンとは明鏡止水の境地

「ゾーン」は非常に大部な本で、トレードにおけるメンタルの重要性を説き、最終的に「ゾーン」と呼ばれるトレーダーの理想的な精神状態に入ることを目的としています。

「ゾーン」は一言で言うと「明鏡止水の境地」であり「一切の恐怖心なしにマーケットを眺め、やるべき時にやるべきことができる 」ということ。しかしこれが言うは易く行うは難しなワケです。

例えば「損切り」が大事と耳にタコができるほど聞かされても、自分の決めた損切りポイントが来ても損切りできないのは「元の価格に戻ってほしい。損を取り戻したい。」という希望的観測が相場をフラットに見る目を曇らせてしまうからです。

また、目標ポイントに到達する前にポジションを閉じてしまうのは「せっかくの利益を失いたくない」という思いから、まだ利が乗る確率が高い局面にも関わらず手仕舞ってしまうのです。

上記の2例で分かるとおり、私たちトレーダーは損をしたくないという「損失回避」の心理が邪魔をして合理的(確率的) に相場を見ることができなくなってしまっているのです。

これが投資手法よりも投資心理学の方が大事な理由です。どれだけエッジ(優位性)のある投資手法を知っていても、そのルール通りに実行できるメンタルがなければ意味がないのです。

ゾーンに入る方法はよく分からなかった

では、どうすれば「ゾーン」に入ることできるのか?が俄然気になるところですが、正直私にはよくわかりませんでした(悲)。

ということでその答えはぜひ「ゾーン」を手にとって読んでもらえればと思います。

で、先に言っておくとこの「ゾーン」という本は非常に読み辛いです。洋書の翻訳ですし、ある程度トレード経験がある人を対象に書かれていますので、軽い気持ちで読み始めると挫折してしまうでしょう。覚悟して取り組んでもらいたいと思います。

もし「ゾーン」が読み辛いと感じたらマークダグラスの前著「規律とトレーダー」も翻訳されていますので、そちらを読んだ方がわかりいいかも知れません。 ゾーンよりも具体的な話しが多いですし、翻訳も上手い気がします。※「規律とトレーダー」は日本では「ゾーン」よりも後になって出版されました。

規律とトレーダー 相場心理分析入門 (ウィザードブックシリーズ)

まとめ:ゾーンは読み辛いけど読む価値あり

以上、投資心理学本「ゾーン」の感想をお届けしました。まとめると、

  • 投資で儲けるには投資手法より投資心理の方が大事
  • ゾーンとはマーケットに対して一切恐怖心がない明鏡止水の境地のこと
  • ゾーンに入る方法は本を読んで理解してもらいたい

「ゾーン」の読後感としては正直あまりよくないです。内容が悪かった訳ではなく、とにかく英訳された日本語を読み取るのがキツくてつらかったのですよ…。あー頭痛い。あとエネルギーがどうとかいう謎理論もクドくて眠くなった。

それでも投資を志す人にとっては一度は目を通す価値のある本なのは間違いないと思います。まだ読んでいないトレーダーの方はこの機会にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

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