Googleのいう低品質なコンテンツを作らないために最低限ブロガーがやるべきこと
2016/07/14
最近のブログ運営で「低品質なコンテンツとはなんぞや?」ということに悩んでいます。
以下の記事に書いたようにここで言う「品質」とはあくまでGoogleの検索エンジンから見た品質のことです。
低品質なコンテンツについて一応Googleの説明はあるものの、誘導ページもないし、記事を自動生成しているわけでもなく、いまひとつ「低品質」の判断に困ってしまうのです。
そこで本記事でははSEOで有名なバズ部さんの記事を参考に「低品質なコンテンツとは何か?」を考えます。
またその考察の結果、ブロガーは構造的に低品質なコンテンツを作りがちだと感じたので、低品質な記事を作らないようにするにはどうすればよいか?も最後に書きました。
※例によってですがこのSEO記事は仮説です。
低品質なコンテンツとは?
バズ部さんのブログがとても参考になりました。枝葉末節な議論ではなく検索エンジンの本質を突いていると感じます。
バズ部さんは良質なコンテンツを以下のように定義しています。
バズ部では以下の3つの条件を満たすものを、良質なコンテンツと定義している。
- その人が求めているどんぴしゃりの情報を届け、
- その人の潜在的な悩みや願望を完璧に解決させ、
- さらに120%満足してもらえるページ
引用元:SEOコンテンツの作り方
知りたいことと答えをキーワード(タイトル)がつなぐ
まとめると「必要としている人に必要な情報を届けて満足させることができるコンテンツ」が高品質であり、逆が低品質であるということです。
もうすこし深くGoogleのいう品質について理解するために、ここで検索エンジンがインターネットに無数に存在するコンテンツの中から、どのようにユーザの知りたいことと、期待に応えるコンテンツを結びつけるかの仕組みを考えてみます。
検索エンジンは機械なので当然人間が知りたいことを直接人間から読み取ることはできません。
そこでユーザ側から「キーワード」という形で検索意図を検索エンジンに伝えます。
検索エンジンは受け取ったキーワードを利用して、ユーザが必要としている(と思われる)コンテンツを返します。
つまりユーザとコンテンツの仲立ちをしているのは「検索キーワード」なのです。
検索エンジンに迷惑がかかる記事が低品質な記事
さてここでもう一度「低品質」ということについて考えてみます。
「必要な人に必要な情報をドンピシャで届けるのが検索エンジンの目的」ならば、その目的を疎外するものを低品質とみなすであろうことは容易に想像がつきます。
たとえばキーワードにはヒットするもののユーザに満足を与えないコンテンツは検索エンジンを攪乱(かくらん)するものとして低品質とみなされるということではないでしょうか。
タイトル(キーワード)を盛ってはいけない
以上の考察から導き出されるブロガーがやるべきことは「記事本文の内容を過不足なくユーザに伝えること」につきると思います。
具体的にやることは「記事タイトルで記事本文の内容を過不足なく表現する」ということになります。
あめたまさんも最近の記事で同じことを言っています。※というかこの記事はあめたまさんの記事に刺激を受けて書きました。
記事本文とタイトルが全然違うってことが起きるとは考えにくいですが、この「過不足なく」というのがポイントで書いてもいないこと書いたように匂わせたり、逆に書いてあることがタイトルから読み取れないということはやりがちだと思います。
特に最近更新されたGoogleの品質に関するガイドラインの以下に抵触するパターンはよくやってしまっていると感じます。
ページのコンテンツが極めて具体的であるにもかかわらず、一般的なキーワードで検索結果の上位に表示されることを目的としていないか。
例えばWordpressのインストール方法しか書いていないのに「Wordpressブログの立ち上げ方」という抽象的なタイトルをつけてみたり、ただの旅行記なのに「観光案内」と偽ってみたりとかやってしまったなと反省しています。
ブロガーは低品質コンテンツを作りやすい!?
バズ部さんのブログは非常に参考になるのですが、ブログを作る手順において一般的なブロガーとは決定的に違うと感じるところがあります。
それは「タイトル」と「記事本文」のどっちを先に作るか?ということ。
バズ部さんの場合まず需要のあるるキーワード(タイトル)を見つけてから、そのキーワードでやってくる読者の疑問に答える記事を作成するというプロセスをふみます。
ですが一般的なブロガーの場合、まず書くのは本文だと思います。
仮タイトルくらいはつけるかも知れないけれど、まず本文を完成させてからタイトルおよびキーワードを考えるでしょう。
そうするといろんなキーワードの可能性が無数にあり、PVが欲しいがために需要のあるキーワードを選びにいきたくなる誘惑にかられます。
結果、まんまとタイトルと本文が一致しない低品質な記事が生まれるという構造があるように思います。
ここまでの議論で明白なように、自分が書いた情報を必要としていない人に記事が届いてしまうことはむしろマイナスポイントです。
たいしたことを書いていない記事にはほとんどヒットしないキーワードであったほうがむしろよいということになります。
とにかく記事タイトルは変な欲を起こさずに「記事本文の内容が過不足なく分かるように書く」これが正しいコンテンツSEOということです。
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