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【感想】乱歩奇譚の見どころは小林少年の可愛さです

      2016/02/12

2015年夏期アニメ「乱歩奇譚〜GAME of Laplace〜」の感想です。特に見どころは小林少年(コバヤシ)の可愛さの魅力だと思います。

小林少年の妖艶さがイイ

乱歩奇譚の見どころは小林少年(劇中ではコバヤシ少年)です(断言)

ショタだショタだといわれますが正しくは「男の娘」でしょう。あくまで男目線で感じる魅力なので。

ハシバ少年が終始小林少年を見てキョドっているのを挙げるまでもなく、小林少年は明らかにそういう対象として描かれております。

なぜ小林少年という妖艶なキャラクターが乱歩奇譚の主人公として登場するのか?

それは江戸川乱歩作品の妖しさを表現しようとしていると思うんですね。

乱歩奇譚は江戸川乱歩没後50年を記念して制作されたアニメです。

乱歩奇譚は原作ではなく原題なので、江戸川乱歩作品のどのお話しとも違いますが、雰囲気だけはそのまま引き継いでいると思うのです。

江戸川乱歩について実は私はそれほど詳しくはないですが、きっと乱歩作品もまたこういう怪しい世界観なんだろうと想像が広がります。

小林少年の心の闇

小林少年の外見上の妖しさも見どころですが、小林少年の内面にも注目です。

乱歩奇譚に出てくるまともな人はハシバ少年くらいで、小林少年も異常犯罪者に負けず劣らず異常な精神の持ち主です。

学校の勉強や世間の価値観に意味を感じられない「厭世観」を抱え、平凡な日常をつまらないと感じています。

アニメの映像的演出で小林少年が認識した人間以外はたとえそこにいても人影としか描かれません。それは小林少年がその他大勢の人間をつまらないものとして、彼の世界に存在しないことを表現しているのでしょう。

そんな小林少年に担任教師の猟奇的殺人の容疑がかけられるところから物語ははじまります。この事件を通じて明智探偵と出会い、小林少年は初めて面白いと思えることに出会えました。

明智探偵の助手となり、数々の異常犯罪を解決していくなかで、小林少年の内面がどう変化していくのかが乱歩奇譚のもう一つの見どころです。

きっと心温まる結末が待っているでしょう。

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