経営戦略とは選択と集中である
経営戦略とは何か?答えはズバリ経営戦略とは選択と集中であるというお話しです。
戦略なしには勝てない時代
現代は戦略なしにビジネスでは勝てない時代だといわれています。
なぜか?それは「すでに必要なモノはゆきわたっているから」。
生活に必要なモノが足りなかった時代おいては供給に対して需要が圧倒的に優位だったので「とにかく作れば売れる」時代だったのです。
しかし現代はもはや飽食で物余りの時代。大衆はもはやモノで満たされきっていて自分が何を欲しいのかも分からなくなっています。
こうなると闇雲に物やサービスを量産しているだけでは売上が上がらなくなってきます。
そこで企業は「誰に何を売るのか?」を綿密に計画してから生産をする必要がでてきます。これが「経営戦略」です。
経営戦略とは選択と集中である
「経営戦略」は「会社が何をするのか?というwhatを決めること」です。逆にいうとwhatを如何に実現するかというHowの部分は戦略ではありません。
ここで勝負!決めたところに経営資源(リソース)を集中します。これを「選択と集中」といいます。よって経営戦略とはつまるところ「選択と集中」のことなのです。
経営戦略を練るということは要するに「自分の会社がどのビジネス領域(ドメイン)で事業をするかよく考えて決めてからビジネスをはじめよう」と言っているにすぎないのです。というとなんだかとても当たり前で簡単なことのように聞こえます。ですが実際にはこの当たり前のことは言うはやすく行うは難しで、大企業でも失敗して経営危機に陥っているのが現状です(後述します)。
ではなぜ経営戦略は失敗するのでしょうか?経営戦略の難しさは大きく分けて以下の2つがあります。
- 先を読むのが難しい
- 捨てるのが難しい
先を読むのが難しい
正しい経営戦略を立案するには「今後どの市場が伸びるのか?儲かるのか?」を正確にとらえる必要があります。未来のことなので予想を当てるのはなかなか難しいのです。株みたいなものです。
2016年現在、シャープが経営危機に陥りホンファイに身売りしなければならなくなったのは、テレビ事業への過剰投資が原因です。
シャープは主力事業であるテレビ市場がコモディティ化して儲からなくなることが予想できなかったのです。
捨てるのが難しい
「会社がどこに向かうのか?」 を決めるということは「どこに向かわないか?」を決めることでもあります。つまり「捨てる」ことができるかどうかということ。
東芝が粉飾決済をしなければならなかった背景には「実は儲かっていなかった」という現実があります。儲かっていなかった理由は白物家電などの不採算事業から撤退できていなかったからだといわれています。
一度作ってしまったものを捨てるというのはかなり難しいことだということが東芝の例からわかります。
ちなみに東芝と同じく総合電機企業の日立製作所は数年前に大規模な構造改革(リストラ)を断行し、現在は良好な経営状態になっています。
フリーランスにも経営戦略は必要
経営戦略についていろいろと述べてきました。本記事は私が経営戦略について調べたことをまとめたものです。
なぜ経営戦略について調べたかというとフリーランスとして独立するために必要な知識だと考えているからです。
独立するということは自分ひとりの会社を経営することに他なりません。だから経営について学ぶのは必須だと考えてます。
フリーランスとしてビジネスするのに必要な経営戦略「選択と集中」は以下のようなものが考えられます。
- 自分がどんな強味やスキルを持っているか?
- フリーランス市場は伸びているか?将来性は?
- フリーランスで仕事をとるチャネルは?
- フリーランスに関する法律は?
ざっと挙げるとこんなものです。これから以上のことについて調べて記事にします。お楽しみに!
【本の紹介】
本記事を執筆するにあたって以下の書籍を参考にしました。西村克己さんの本は抜群に分かりやすいです。オススメ。
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