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映画るろうに剣心の見どころはリアルなアクション

      2016/02/12

金曜ロードショーで映画「るろうに剣こころ」三部作を見た。

その感想がてら映画版と漫画版の違い、映画の見どころについて語ってみる。

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漫画版るろ剣と実写映画版るろ剣の違い

るろうに剣心は言わずと知れたジャンプバトル漫画の名作だけれども、実写映画化にあたって何が変わったのだろうか?

それはアクション表現の違いだと思う。

漫画では人間離れした体術を駆使する剣客たちが曲芸まがいのスーパー超人アクションを繰り広げていたのが漫画版るろうに剣心だったが、映画版ではCGには極力頼らずあくまで人間の運動能力の範囲内でるろ剣的バトルが表現されているのだ。

これによりアクションにリアリティという効果が加わり、映画版るろうに剣心は大人向けのシリアスな作品に仕上がったといえるだろう。

ちなみに漫画版では少年漫画のお約束どおり「龍槌閃!」とか「龍巻閃!」とか技名を叫びながら技を放つという演出がなされていたが、映画版ではこのような不自然な演出は一切ない。

しかし、るろ剣おなじみの必殺技の飛天御剣流が出てこないわけではない。よくバトルを観察してみると、実は技を出している!

殺陣の自然な流れの中で繰り出される往年の必殺技を鑑賞するのも映画版るろ剣の楽しみ方だ。

映画版の説明不足は漫画版でおぎなうべし

リアルな戦闘シーンが魅力の映画版るろうに剣心だが、不自然な演出を廃したのと尺不足のせいで説明不足に感じられるところもあった。

志々雄真実と剣心との最終決戦の中で「人斬りの時代は終わっていない、俺がこの無限刃を手にしている限りな」ときう志々雄のセリフがあるのですが、ここで無限刃という志々雄の刀の名前は初出。

漫画版を読んだことのない視聴者はさぞや「えっ?」となったことでしょう。サラッと一回しかいわないし説明もなし。漫画版では無限刃にはそれなりにエピソードがあったのにね。

その他にも尺の関係で削除されたと思われるエピソードはたくさんあります。十本刀は出てきたはいいものの、活躍したのはほんの一握りの人だけでした。

この辺の説明不足については漫画版を読むしかないでしょう。

以上、映画版るろうに剣心三部作を見た感想でした。

映画版と漫画版のそれぞれに良さがあるので、映画版るろ剣しか見たことのない人は漫画版るろ剣を、漫画版るろ剣しか読んだことのない人は映画版を見るとより深くるろうに剣心の世界を楽しめると思います。

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