カタ通の投資攻略ブログ

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FXトレーダーが「ほったらかし投資術」を読んだ感想

   

「【全面改訂】ほったらかし投資術 インデックス運用実践ガイド(朝日新書)」を読んだので感想を書きます。

ほったらかし投資術の本の表紙

ほったらかし投資術とは

「ほったらかし投資術」という本は経済評論家の山崎元(やまざきはじめ)さんと、人気インデックス投資ブロガーの水瀬ケンイチ(みなせけんいち)さんとの共著で、誰でも簡単に実践できる資産運用の方法が紹介されているものです。

その資産運用の方法が、その名も「ほったらかし投資術」というもので、最初にやることをやってしまえばあとはほとんど手間をかけずにずーと運用できるところが画期的なところです。

手法の内容は、手数料格安のインデックスファンドと国内外のETFを使ってインデックス投資を実践するというものです。さらにDC(確定拠出年金)とNISAの節税効果を最大限定に活用します。具体的な銘柄選択やネット口座が本に具体的に書いてあるので、何も迷うことなくそのままやるだけで簡単に実践できます。

それで結局パフォーマンス(利回り)はどうなの?儲かるの儲からないの?ということが気になる方が多いと思いますが、ほったらかし投資術はインデックス投資なので平均して年利5%くらいのパフォーマンスとなります。

もちろん大暴落やバブルが来れば元本の三分の一程度がなくなる、あるいは増えますが、数十年という長期でバイアンドホールド(買ってずっと持ち続ける)しますので平均すると年利5%くらいになるということです。

年利5%と聞いてちょっと少ないなと思われる方があるかもしれませんが、大勝ち(大儲け)することがないかわりに非常に負けにくい、手堅い投資法である、というのがインデックス投資ひいては「ほったらかし投資術」の魅力です。

FXトレードの勉強に疲れたのでインデックス投資を勉強してみた

なぜ私が「ほったらかし投資術」を読んでこうして感想を書いているのかというと「FXトレードの厳しい世界の勉強に疲れた」からです。

このブログの他の記事を読んでもらえばわかりますが、私は兼業FXトレーダーとして毎日チャートにむかってトレードを繰り返しています。

>>当ブログのFX関係の記事

FXの世界は非常に過酷なゼロサムゲームの世界です。この世界で勝ち続けるにはちょっとやそっとの努力では通用しないので、私のような駆け出しFXトレーダーは日夜勉強と練習に励まなければなりません。

そんな感じでここ1年くらい投機(トレードのこと)の勉強に励んできましたが、たまには肩の力を抜いて、もうちょっとゆるーい投資の勉強もしてみたいなーという気分になりました。

そこで、以前から気になっていたインデックス投資の参考書を探し、手に取ったのが「ほったらかし投資術」でした。

「ほったらかし投資術」を読んだ感想

ではここからは「ほったらかし投資術」の内容に踏み込んで感想を書きます。

アクティブ投資に対するインデックス投資の優位性がよくわかった

私たちは「ファンドマネージャーが運用するアクティブ投資のパフォーマンスはインデックス投資(パッシブ投資ともいう)よりもずっと高い」という漠然としたイメージを持っていますが、実はこれは間違いであることが指摘されています。

理屈はこうです。アクティブ投資を行う人同士が利益を奪い合うので、アクティブファンドは必ず勝者と敗者に分かれます。一方、インデックス投資はすべての投資ファンドの中で常に真ん中の成績を取り続けます。例えば10人投資家がいれば常に5位か6位くらいの成績です。

さらにアクティブ投資は一般的にインデックス投資よりも売買回数が多くなるので手数料がかさみます。この手数料を加味するとインデックス投資の相対的な優位性はさらに上がります。先ほどの例でいうと4位くらいでしょうか。

この状況の中で私達はできるだけパフォーマンスの高いファンドを選択して投資したいわけですが、アクティブファンドを選択する場合、事前にどのファンドが上位に入るか知るすべがありません。

一方、インデックスファンドを選ぶ場合は確実に4番目にパフォーマンスが高いことが約束されるため、期待値が最大化できるということです。簡単にいうと「最高とはいえないが、かなりいい方の利益」が常に得られるということです。

以上のことはファンドを売る側の人間(セールスマン)は、アクティブファンドを高い手数料で買わせる機会を失うことになるので言いません。セールスマンはこの不都合な真実を隠して「このアクティブファンドは東大を出た敏腕ファンドマネージャーがアグレッシブに運用しているんですよ!」なんて自信たっぷりに言うので、素人の投資家はなんとなく良さそうだと思ってしまうわけですね。

しかし本書ではこの不都合な真実を「王様の耳はロバの耳!」よろしく、鮮やかに暴露してくれているのです。

【参考情報】
インデックス投資の優位性について深く詳しく知りたい人は「ウォール街のランダムウォーカー」を読むことをおすすめします。

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FXトレードは負けからのスタート

ここで私が行っているFXトレードについて考えてみます。

FXトレードとインデックス投資を比較するとFXは手数料の点で大幅に負けてます。またFXがゼロサムゲームなのに対してインデックス投資はプラスサムゲームです。

つまりFXはインデックス投資に対して大幅に不利な勝負であり「負けからのスタート」といってもよいのです。

だからといってFXをやめようという話ではないのですが、これだけ不利な戦いをしようとしているという覚悟は必要だと思います。私はこの大幅な不利を跳ね返すだけのエッジを磨く努力を今後も継続していくつもりです

FXをやっているからこそインデックス投資の凄さがわかる

激しいアクティブ投資(FX)をやっているからこそパッシブ投資の楽さ、有り難さがわかった。

FXをやっていると未来を予測するのがいかに困難かがわかる。一方、インデックス投資は未来予想を放棄して、膨張する株式市場平均の利益を取る。ある意味タダのりであり非常に合理的な選択。

ハッキリ言って中途半端に株やFXを取引するよりも、毎月コツコツとETFを購入する方がよっぽど賢いです。

チャート分析は無意味、には反対したい

ただし、本書「ほったらかし投資術」に書いてある「チャート分析は無意味だからやめろ」という意見には反対したい。

山崎元さんは大金を動かすファンドマネージャーの立場で語っているからこういう結論になるのだと思う。多くの人の資金を預かるファンドの場合、動かすお金が莫大なので一回のトレードで10pipsを抜く保有時間5分のスキャルピングなんて有り得ないはず。またもし損が出たときの説明としてチャートがテクニカル分析どおりに動かなくて…では顧客が納得しなさそう。

以上2点の理由からファンドにおいてテクニカル分析は無意味という結論でもよいと思うが、個人投資家についてはテクニカルで勝てる可能性はあると思う。

今は「あると思う」という推定しかできないが、私がテクニカル分析のみで勝って証明したいと思う。

忙しいビジネスマンの最強資産運用

FXについては大分語ったのでここからは、ほったらかし投資術そのものについてのお話し。

「ほったらかし投資術」は忙しいビジネスマンにとって最善最強の資産運用方法だと思う。

僕自身がサラリーマンだからわかるけれど、フルタイムで働いている人にとって資産運用にかけられる時間はごくわずかです。平日は夜遅くまで残業だし土日は家族サービスで終わります。

でも老後のことを考えるとお金の事が心配。働いているから貯金は増え続けていくけど普通預金に入れっぱなしなので全然増えない。資産運用したいけどなんか難しそう…と後回しにしてしまう。って人、結構多いと思います。

そんな人に向いているのが「ほったらかし投資術」。はじめにやることをやってしまえばあとはほぼ、ほったらかしで勝手に資産が増えていきます。

最初のセットアップは大体1ヶ月くらいでできると思う。あとはお金が余ったらどんどん積み立てていけばOK。

あなたは投資のことを全く意識することなく仕事と趣味に没頭することができます。

NISAとDC(確定拠出年金)を全然知らなかった

恥ずかしながらNISAとDC(確定拠出年金)の名前は聞いたことがあったけれど、どんなものかまったく知らなかった。

株の売買や配当で得られた利益にかかる約20%の税金が免除になるって、なんてお得な、使わなけりゃ損じゃん!と目からウロコが飛びましたね。ハイ。

売買のタイミングはいつでもよい

私はこれから持っている現金をインデックスファンドやETFに投資するわけですが、大きなお金を一気に投資するって怖いですよね。買ったとたんに暴落したら目も当てられないと。

でもすでに書いたようにインデックス投資は良い売買のタイミングを知ることは不可能という立場にたつので、論理的には売買のタイミングはいつでもいい、ということになるんですよね

ドルコスト平均法を用いて少しずつ投資するのがよいように考えていましたが、機会損失になるから一気に買っちゃえよ!という言葉に背中を押されたので深く考えずに一気に買っちゃいます。

日本株の比率は高すぎるか?

ほったらかし投資術では日本株と外国株を50対50の均等に持つことを推奨しています。

これに対して「日本株の比率が大きすぎないか?」という疑問を持つ人が多いようです。実は私もそう考えています。

この疑問に対する反論がもちろん本には書いてあるのですが、それでも私はもう少し外国株の割合を増やしたいと思ったので外国株60、日本株40の割合にしました。

ETF運営の内幕がわかって面白かった

本書の第4章にマニア向けの特別付録としてETFを実際に運用している日興アセットマネジメントETFセンター長の今井幸英さんとの対談が載っていたのがとても面白かった。

ETFなんてパソコンが自動的に売り買いしてるんでしょって思っていたら、実はかなり人の手が入っているらしい。

特にTOPIX銘柄選択入れ替え時に漬け込むトレード手法にはなるほどと思った。たぶん今はできないんだろうけど、こういう知識はいつか役に立つと思う。

水瀬さんの資産について

下世話な話しですがみんな知りたいと思うので…本書著者のひとりである水瀬さんがこれまで、ほったらかし投資術であげてきた利益は、

コツコツ積み立てた投資元本に対して、現在、利益だけで高級車が何台も買える程度には増えています。

だそうです。すると総資産は3000万円くらいでしょうか。うーん、うらやましーですね!

「ほったらかし投資術」への批判について

ここまで書いてきたように「ほったらかし投資術」という本は非常によい本なのですがAmazonレビューを読むとちらほらと批判もあるようです。

批判している人の中で気になったのが「オレならこうやってもっとうまくやるぜ!」みたいなの。

FXトレーダーの私が言うのも変だけれど、このような批判をしている人は「自分には相場の先行きが予測できる」というおごりがあるように感じます。

予想は逆から読むと「ウソよ!」というダジャレのような格言があるように、相場の予想というのは常にダマしダマされなかなか当たらないものなのです。

そんなに自信があるのなら、ぜひご自身の手法で1000回バックテストをやって本当にエッジがあるか確かめてから批判してほしいものですね。

ほったらかし投資の具体例:私のポートフォリオ見直し

本当はここに私が実際に行った生々しい、ほったらかし投資の記録を残したかったのですが、あまりに本記事が長くなってしまったので、それは別記事に書いてここにリンクを張りたいと思います。乞うご期待!

まとめ:老後資金の不安をなくして好きなことに打ち込もう

以上「FXトレーダーが「ほったらかし投資術」を読んだ感想」というテーマでお届けしました。本記事をまとめると、

  • 「ほったらかし投資術」とはインデックス投資の簡単な実践であり年利5%が期待できる
  • 私が「ほったらかし投資術」を勉強しようと思ったのはFXよりもゆるい投資の勉強がしたかったから
  • インデックス投資はアクティブ投資と比較して優位性が高いといえる
  • インデックス投資に対してFXトレードはかなり無茶な勝負だが、その不利をはねのけるエッジを身につけたい
  • ほったらかし投資は投資にかまってられない忙しいビジネスパーソンに最適の投資法である
  • NISAとDC(確定拠出型年金)を使わないなんて損!必ず使おう
  • ドルコスト平均法なんて気にせず金が余ったら積み立て、金が必要になったら引き出すべし
  • 日本株の比率が高すぎると思ったら6割を外国株で運用してみては?
  • ETF運営は自動ではなく実は人力だった!
  • 水瀬さんの資産はすごかった
  • 私のポートフォリオは近日公開予定!

ということでした。

多分「ほったらかし投資術」だけやっておけば老後の資金を十分に残すことができると思う。みなさんもぜひ老後の不安をなくして、本当に好きなことに取り組んでもらいたい。

だけど私はやっぱりその先を目指したい。この記事を書いていて思ったのはインデックス投資というのはどこまでも理性的で合理的な投資法だということ。逆に私がやろうとしているFXトレードには一種の狂気を感じる。インデックス投資の理性にふれて、よりコントラストが際立った。でも狂っているからこそFXトレードは面白い。まさに賭ケグルイの精神ですね(笑)。

あと本書の著者、山崎元さんは素晴らしい経済の先生だと感じた。アフィリエイトなんてやっていると売る側の人間がいかにウソをついているかわかるんだよね。金融業界もそれは同じだろう。嘘だらけの世界で山崎元さんは信頼できる。今後もフォローしたい。

【ほったらかし投資術の参考情報】
ほったらかし投資術についての最新情報が知りたいをという人は本書の著者の水瀬ケンイチさんのブログを読むとよいでしょう。

>>梅屋敷商店街のランダムウォーカー

山崎元さんの以下の本は、ほったらかし投資術と同じ趣旨のことが書かれていますが、より論理が鋭いです。あわせて読むと理解が深まります。

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