カタ通のマンガ/アニメ感想ブログ

このブログでは広告を掲載しています

映画「傷物語(鉄血編)」と化物語テレビシリーズとの違い

      2016/09/02

映画「傷物語(鉄血編)」を見てきました。今回とくに感じたのがテレビシリーズの物語シリーズと映画の傷物語との違いでした。

ネタバレには特に配慮せずに書きます。ご了承ください。

映画館でみると他の観客が気になる

いままでは自宅で1人で鑑賞していた化物語でしたが、今回映画化ということでふだんあまり行かない映画館に出かけました。


けっこうドキドキしました。他の観客と一緒に映画を見るというのは。

私が傷物語を見た映画館は立川の100人入るか入らないかくらいの小さな映画館でした。しかも平日21時からのレイトショーだったので席にかなり空きがありました。

客層は様々で、若いカップルから年季の入ったアニメファン風の白髪のおじさんまで幅広くそろっていましたよ。

なかでも一番数が多かったのは高校生くらいの若者で、高校を舞台にした映画だから同年代が一番見ているということがよくわかりました。

私の座った席の両隣を若者にはさまれ、なんともいえない違和感を感じつつの鑑賞でした。あの映画館は席と席が近いから肘がくっつくんです。

特に左隣に座った青年の頭が銀髪だったのでちょっとビビりましたね。コイツは何を思って傷物語を見ているのだろうか…?とか想像してました。

まあ悲喜こもごも?ありましたが映画館で肘を突き合わせて共に同じアニメを見るというのはテレビではできない体験でした。

自分が高校生だったころどんなことを考えて生きていたのか?というようなことに思いをはせるというのはなかなかよい時間だったですよ。

映画「傷物語」とテレビシリーズ化物語との違い

ここからは映画本編の内容について書きます。

映画ではキャラが動きまくる

テレビシリーズの物語シリーズ(ややこしい)では、アニメなのにあまりキャラクターが動かない演出が画期的といわれています。

しかし映画「傷物語」では一転してキャラクターが動きます。動きまくります。

阿良々木くんは地下鉄を歩き回るし、忍野メメさんは飛んでくるし、忍野忍ちゃんは燃えながら飛び降りるし、羽川翼さんにいたってはもういろんなとことが揺れまくります!

ふう…羽川さん好きには良い演出でした。

羽川さんが異常にかわいい

傷物語(鉄血編)では、私が好きなキャラクター「羽川翼さん」と主人公「阿良々木暦くん」との初めての出会いが描かれています。

で、その羽川さんが傷物語ではテレビシリーズ以上にかわいくかわいく描かれているんですね。もうカワイイ成分100%で羽川さんができているみたい。

私は原作を読んでいないので先の展開を知らないのですが、今後の展開と関係あるのかもしれませんね。上げて落とすみたいな。うーんそしたら羽川さんには試練が待っているのか。

あと羽川さんの阿良々木くんに対する好感度が初対面でMAXなのが謎です。なにか理由がないと納得できないレベルだと思うのですがどうなんでしょう?

忍野さんが強いカッコイイ

化物語シリーズにおいて存在感を発揮している「忍野メメ」ですが、傷物語ではかっこいいアクションシーンがありました。

いままでは強いだろうなという印象しかなかった忍野さんがやっぱり強かったんだ!と確信がもてて、頼れる味方キャラなので安心します。と同時に怪しい感じもあるのがまたよい。

忍野メメさんファンにはかなりうれしいでしょう。

ギャグをおさえてホラーでシリアスな雰囲気

テレビシリーズでは萌えアニメ風のギャグ展開が多く見られましたが、映画の傷物語ではギャグがかなり抑えられています。ほんとはちょっとはあるけどウケない(笑)映画館で声を上げて笑う人は1人もいませんでした。

逆にホラーでシリアスな雰囲気が出していました。得体の知れない何者かの世界に足を踏み入れていく恐怖感が伝わってきましたね。

私は都市伝説とか怪異とかそういう雰囲気が好きなのでよかったです。

ホラーでシリアスな雰囲気を演出するするのに、アニメっぽい主題歌が排除されていたり、字幕が日本語から英語?に変更されているのも効果的だったと思います。

あと本物の写真を加工した背景も私は好きで「つばさキャット」の時によく使われていた記憶しているのですが、傷物語でも多用されています。

横に長い画面を使った距離感

映画のスクリーンの横長を活かした演出が多用されています。

カメラを大きく引いて、キャラクターが画面の左端と右端に小さくいるという場面がたくさんありました。

これはたぶんキャラクター同士の心の距離感を物理的な距離感であらわしたものなのではないかと察します。

上映時間70分だけど十分満足できた

映画の上映時間は約70分で、1500円はらって2時間ないのは短いなーと思っていたのですが、終わってみれば濃厚な1時間で十分満足できました。

情報量が多いんでしょうね。あれ以上長かったらこちらが消化しきれなかったかもしれない。

次回、傷物語(熱血編)は夏公開

映画「傷物語」は鉄血編、熱血編、冷血編の三部作で今回は熱血編の感想でした。

次回作の「傷物語(熱血編)」は今年(2016年)夏公開予定です。楽しみに待ちましょう!

追記:傷物語(熱血編)を見てきました

2016年8月、傷物語(熱血編)を見てきました。レビューを書きましたので読んでみてください↙

傷物語(熱血編)のレビュー

【関連記事】
暦物語のアニメ化はテレビではなくアプリですよ
カタ通の2016年冬アニメ感想
マンガ/アニメ記事一覧

 - マンガ/アニメ, 傷物語, 物語シリーズ(西尾維新)